歩く

ジャニーズで生きてる

私がジャニオタになった理由、そして今

 

 

 

先日、V6の20thアニバーサリーコンサートに行ってきました。20周年の重みを肌で感じ泣きながら、そして笑いながらペンライトを振りました。

自分がジャニーズのコンサートに行ってこんなに感動し、幸福な気持ちになるなんて考えたことがありませんでした。私は俗に言う新規で、ついこの間まではV6はほとんど知らなかった人達だというのに。

そこで良い機会なので自分がジャニ沼に沈んだ経緯を振り返ってみることにしました。完全に自己満です。というかその為にこのブログを作りました。これから先記事が増える見込みはないです。早々に嘘になりました。恐らくこれからもたまに増えます。そして長い。

 

 

 

私は物心ついた時には既に身の回りにジャニーズがありました。理由は簡単なもので、母がSMAPKinKi Kidsをかけもちするジャニオタだったからです。

スマスマやうたばん、堂本兄弟など毎週見ていました。SMAPに関しては母がファンクラブに入っていたためコンサートにも毎年行っていました。今思えばこれはジャニーズの英才教育だったのだろうか…。

 

しかし私はジャニオタにはなりませんでした。ジャニーズを見て、「カッコイイ」や「面白い」とは思っていましたし、日常的に出演している番組も見ますし音楽も聴いていましたが、特別どこかのグループを応援したりするほどではなかったのです。

1番物事にハマり易いであろう中学生の頃の私はいわゆる二次オタで、日々ゲームをして過ごして嗜む程度にアニメを見ていました。

 

そして高校生になり、やはり私は相変わらず二次オタでした。

しかし沼落ちはある日突然やってくるものです。

 

あれは確か高校2年生の春休みだったかと思います。SPの映画が地上波で放送されたのです。

SPは当時から見ていてとても好きだったのですが、映画がまさかの前後編だったため見に行かなかったのです。放送時は小学生でしたしドラマの内容はあまり覚えていませんでしたが、地上波初ということで見てみることにしました。

すると岡田くん演じる井上のなんとカッコイイことやら…!話はもちろんですが走る井上、戦う井上、笑う井上、全てがカッコよくて綺麗で、私は初めて岡田くんにとても興味を持ちました。

ハイここで沼へ1歩踏み出しました。

 

何かに急かされるように次に見たのは恐らくFDFだと思います。SPと同様堤真一さんと共演していたからです。そしたらもう…舜臣くんの美しいこと…ッ。なんだコレ…なんだコレ…と、自分の中から湧き上がる想いが抑えられませんでした。

 

その想いに押されるようにそこから岡田くん出演作品を漁るように見ました。当時から木更津キャッツアイやタイガー&ドラゴンは見ていたのですがまぁほとんど覚えてませんでしたね!そりゃそうか何年前だ!

たぶんここで膝くらいまで沈んでます。

 

正直ここまで誰か1人の作品を見たことがなかったので、まさに寝る間を惜しんで見ていたのですが、我ながらこのままじゃマズイなとは思っていました。が、そんな甘い考えで止められるなら今ごろジャニオタにはなっていません。

 

粗方岡田くんの出演作品を見終わった私の興味は俳優としての岡田准一からアイドルとしての岡田准一へ興味が移りました。

私は幼い頃からSMAPなどのジャニーズとは触れてはきましたが、V6は珍しくほとんど触れたことのないグループでした。(恐らく母の好みではなかったのでしょう) そのため学校へ行こうも見ていませんでした。

そこで私はV6の過去のバラエティ番組をこれもまた見漁りました。何も見ていなかったからこそ、過去の映像を見ていてとても新鮮で面白かったです。

なによりもV6を見ていて感じたのはメンバー同士の仲の良さでした。そして全員で無邪気に笑い合うその表情にとても惹かれました。ここまでで私の興味は岡田くんだけでなくV6全体に広がりました。

ここで腰ぐらいまで沈んでます。

 

こうしてぼんやりと、ただどこか強くV6に惹かれるようになりました。しかし私はこの頃とっくに受験生になっていました。

受験生になったことでこの想いを忘れられるかと思いきやそうではなく、その想いは強くなる一方でした。そして受験勉強はどうしてもストレスが溜まります。そんな時私がしてしまったのは物欲を満たすことでした。

そう、これまではどこか物を買うことは抑えていたのに、ついにV6のCDを買ってしまったのです。初めて買ったCDは近所のTSUTAYAに残っていたREADY?の初回盤でした。メンバーのソロが入っている方ですね。いや、ほんと、今考えても初めてのCDがREADY?っていうのは良いところから入ったと思います。収録曲すごい良い。

 

こうして1度買ってしまうともう抑えは効かないもので、どんどんCDは増えていきました。

最初は聴き分けられなかったメンバーの歌声も登下校で毎日聴いていればあっという間に分かるようになりました。

これは予断なのですが、V6の楽曲を聴いた時に思ったのは「全然知らない…」ということでした。どれだけV6から隔離されてたんだと思うくらい知りませんでした。古い曲だとティガや犬夜叉やWAになってや愛なんだとかくらいでした。あ、あとBe Yourself!も聴いたことがありましたが知っていた理由が今だにわかりません。使われてたドラマは見てなかったし周りの誰も知らないし…。ハニビあたりからはなんとなく知っていて、恐らくFNSをちゃんと見始めとんじゃないかなと思います。今思えば蝶やオンドリを見た記憶ありました。セクバニを初めて見た時に衝撃を受けたのもなんとなく思い出しました。

 

さて、受験生にもかかわらずCDを買い漁っていた私は相変わらず物欲に溢れていました。

そんな時にたまたま見つけたのが10thのアニバコンのDVDでした。アルバイトもしていなかったお小遣いをやりくりする高校生には即決出来る値段ではありませんでしたが、直感で今買わないといけない気がすると思い買ってしまいました。(後々Amazonでびっくりする値段になっていたのでこの時買ったのは正解だったと思います)

musicmindももちろん聴いていたので安心してDVDを点けたのですが、見終わった後は…なんて言いますか、もう後戻りは出来ないな、と思いました。

そう、知らないふりをしていただけでとっくに沼には沈んでいたのです。

 

歌って踊るV6がキラキラと輝いているように見えて、私はこの人達が好きなのだと改めて痛感させられました。

 

 

こうしてV6が好きなことを認めた私は雑誌にも手を出し、出演するテレビを家族に隠れてこっそりと見て、CDやDVDはきちんと予約してから買うようになりました。

しかしこの頃になるとV6のDVDは近所でも見つからず、ネットでは驚くべき高騰を始め、もはや気軽に買えるものではなくなっていました。こうなった後だから言えることですが、もっと早く行動を起こしていればOMGコンにも行けたかもしれませんし、コンサートDVDの初回盤も手に入れることが出来たのかもとも思います。当時の私にはどこか認めたくないような複雑な気持ちがあったのです…。出演番組をこっそりと見ていたのもそんな気持ちが少しあったのかもしれません。今までV6とは全く触れてきてこなかった分、今さらV6を好きになったことが家族にバレることがなんだか恥ずかしかったのです。

再び余談ですがこの辺りで私はKAT-TUNにも落ちます。そして友人をKAT-TUNに落とします。ほぼ掛け持ちと言っていいほどにはCDやDVDを買い漁っていました。KAT-TUNのメイキングは他のグループも見習うべきだ…。

 

 

その後なんやかんやSPのBlu-rayBOXやFDFの限定盤を買い、年を越しました。

この頃には受験は終わっていて、周りが大詰めを迎える中一足早い春休み感覚で時間を使っていました。

 

この頃実は私はまだファンクラブには入っていませんでした。と言うのも、私自身自分が非常に飽きやすいのを知っていたからです。例え今どんなに好きでお金を使っていたとしても、すぐにそうではなくなるかもしれないという不安がありました。だから好きだと自覚した時に決めたのです。「1年後も好きだったらファンクラブに入ろう」と。

 

そして相変わらずV6をふわふわと追いかけていたのですが、ある時森田くんが舞台をやるということを知りました。これは本当に迷いました。舞台というのはやはりそれなりの金額もしますし、なにより私みたいな人間が現場に行っていいものなのかと。迷いに迷った結果、私はチケットを買いました。

 

こうして初めて行った現場は森田くんの「夜中に犬に起こった奇妙な事件」でした。

基本的に演劇よりミュージカルが好きだったのですが、森田くんの演技には一瞬で惹き込まれました。そこにいたのは森田剛ではなく14歳の少年だったのです。

本物の森田くんを見ることを楽しみにしていたのですが、実際は見れた喜びよりも舞台そのものに対する興奮の方が強かったです。

 

そうこうしている間に気がつけば1年経っていましたが、V6への想いは変わっておらず、いっそ強くなっているくらいでした。こうして私はV6のファンクラブに入ったのです。

 

ファンクラブに入ってから初めて行った舞台はトニセンの「ON THE TOWN」でした。

とても陽気で明るく元気のもらえるミュージカルでした。心残りと言えば井ノ原さんのマグカップが買えなかったことです。悲しみ。

 

その後は母とSMAPのコンサートへ、引きずり落とした友人とKAT-TUNのコンサートにも行き、ジャニーズメドレーで再び年を越し、24時間テレビでHey!Sey!JUMPにも心を奪われつつクソDDを発揮しながらジャニーズに塗れた生活を送りました。

 

そうしてやって来たのが最初に書いた20thアニバーサリーコンサートです。

V6を好きになってから初めてのコンサート。6人揃った姿を見た時、圧倒され、魅了されました。本気で目の数が足りなかった。

簡単に言葉では表せないほど素晴らしい空間で、終わった後もふわふわとした感覚が続き、今もどこか夢を見ていたようにも思います。

しかしV6が20周年を迎えたのは事実で、こんな新規の私にはその重さを本当の意味で知ることは出来ませんが、これからの彼らを知ることは出来ます。そんな幸せを噛み締めつつ、私はこれからもジャニオタでいたいと思います。