歩く

ジャニーズで生きてる

『アイドル』が好き

(元KAT-TUNの田口くんに関すること、また他のアイドルについても多少書いていますので、ご注意ください)




私は男女問わずアイドルという存在が好きです。
どちらも興味があったらテレビ番組などを見ますし、好きだと思ったらCDやDVDを買います。

しかし、ファンだとはっきり言えるのは男のアイドル(ジャニーズ)です。

女の子のアイドルも好きなのに深くまで踏み込めない理由、それはメンバー構成が変わる所にあると思っています。




(以下男のアイドル(ジャニーズ)はアイドル、女の子のアイドルはアイドルと表記します。)







基本アイドルはデビューすれば(例外はありますが)、メンバー構成は変わりません。
しかしモー娘。やAKBグループのように、アイドルの多くはメンバーの加入、卒業を繰り返してグループの活動を続けていきます。


この点が、私自身が一歩踏み出せない理由であると思っています。


いくらその人が好きでも、私は、いつかは卒業してしまう、そう考えながら応援し続けることができるとは思えないのです。
卒業してしまったらもうそのグループのメンバーではなく、そしてアイドルでもなくなってしまう。
もちろん、卒業してもその人であり続けることはわかっていますし、新しい活動の応援はします。
しかし、アイドルであった頃と同じ熱量はもう持てなくなってしまうのです。





これは、元KAT-TUNの田口くんのライブに行った時に気づいたことでした。

田口くんのことが大好きで、でも脱退に関して全てに納得は出来てなくて、自分の中でも答えが出ていなかったこともあり、quarter以降生で田口くんを見たことはありませんでした。

しかしある日田口くんのライブがあることを知り、やっぱりどうしても行きたくて、田口くんの今やりたいことを見れば自分の中で答えが見つかるんじゃないか。そう思ってチケットを購入しました。



ライブは本当に楽しかったです。田口くんも楽しそうで、変わらず素敵でした。
きっと田口くんのやりたいことが詰まったライブだったのだと思います。


でも、実際に田口くんを見て、幸せなのと同時に切なかったのです。


これはKAT-TUNでは出来なかったことなのか、とか。なんで一緒に歌ってる人はKAT-TUNのメンバーじゃないのか、とか。
そういう思いが最中にもこみ上げてきてしまって、きっとあの瞬間あの会場に私が1番相応しくない人間だった。
そんなふうに思ってしまった自分が本当に嫌だった。


ライブが楽しかったのは本当です。機会があれば是非また行きたいと思いました。
けれど、同時にKAT-TUNであった頃のように追いかけることはもう出来ないとも思いました。

田口くんのことは応援してる。自分の選んだ道で幸せになって欲しい。


これまでより少し離れた場所から応援する。
そして、もう自分はファンではないのだと思う。


それが田口くんのライブを見てたどり着いた、どっちつかずだった、自分なりの答えでした。
変わらず好きですが、田口くんのファンの方々と同じ熱量は持つことができないとわかりました。



この経験をするまで、アイドルのファンの方々が、好きな人が卒業した後もその人を追いかけ続けないことが不思議でした。
好きなら追いかけ続けるのだと思っていました。

でも、そうじゃない。

好きじゃなくなったから追いかけないんじゃなくて、アイドルじゃなくなったから追わなくなったんだ。


アイドルの姿を見てその人のことを好きになったから、一生卒業なんてしないで欲しい。ずっとアイドルでいて欲しい。
いくらそう思っても、アイドルの多くは20代前半には卒業してしまいます。


それが辛い。
だから私は、きっとこれからもアイドルに対してにわかと呼ばれても良いから、好きだけどファンとは呼べない位置にい続けるのだと思います。
(それでもまゆゆの卒業は辛いし、みおりんの卒業も辛いし、エビ中のぁぃぁぃ…ぁぃぁぃ………)


私からすると辛い制度ではありますが、それもアイドルの人気のひとつではないのかとも思います。

アイドルには刹那さがあるのです。

いつかは卒業してしまう、そうわかっているから今という一瞬がより輝いて見え、ファンは熱狂するのだと、そう思うことがあります。





今回改めてアイドルについて考えてみて、私はやっぱり、アイドルという存在が好きなのだと思いました。

キラキラの服を着て、キラキラの笑顔で、歌って踊って、見てる人を笑顔にさせるような、そんなアイドルという存在が、私は大好きなのです。










余談ですが、アイドルの卒業という言葉は良いですね。

グループから旅立ち、新たな未来を歩き始める。明るい未来がある感じがします。

(アイドルは基本卒業ではなく脱退ですからね。グループを辞めるという意味が重くどうしようもない感じがする)